復活の酒、KIYOMIZU 50 2022 VINTAGE――清水屋酒造(群馬県)の挑戦

この日本酒が美味しい!

「日本酒」と聞くと、伝統と歴史が息づく世界を思い浮かべる方も多いかもしれません。でも、日本酒は今、進化し続けています。今回ご紹介するのは、群馬県館林市の清水屋酒造が手がける「KIYOMIZU 50 2022 VINTAGE」。

実はこの清水屋酒造、1985年に一度廃業したものの、6代目によって2010年に復活を遂げた酒蔵なんです。廃業する酒蔵が多いなかで、復興というのは珍しいですよね。埼玉の鏡山(小江戸鏡山酒造)の復活ストーリーにも通じるものを感じます。

目を惹くボトルデザイン

この日本酒、まず目を惹くのは独特なボトルデザイン

  • 鮮やかなグリーンのラベルが印象的。表記はすべて英語で、海外市場を強く意識しているのが伝わります。でも、裏ラベルにはしっかり日本語の説明が。
  • 表ラベルと裏ラベルが一枚でつながったデザインもユニーク。細かいこだわりが感じられます。
  • ボルドー型のボトルを採用。SNSを見ると、どうやらフランスから輸入しているようです。内容量も日本酒の一般的な四合瓶(720ml)ではなく750ml。ワインを意識しているのでしょうか。

  • ボトルトップには稲のデザインの封が施されていて、これがまたおしゃれ!

そして何より驚いたのがコルク栓
日本酒はスクリューキャップや簡単に開けられる栓が主流なので、ワインオープナーが必要なのはちょっと意外。でも、これは瓶内熟成を意識してのことかもしれません。開けるのは少し手間だけど、こういう挑戦は面白いですよね。

KIYOMIZU 50 2022 VINTAGE のこだわり

原料には、群馬県産の酒造好適米**「舞風」を使用。さらに、今回は新酒ではなく、あえて2022年ヴィンテージ**を選びました。

ラベルにある「50」は、おそらく**精米歩合50%**のこと。つまり、純米大吟醸に分類されるはずですが、それを特別にアピールしていないのが興味深いです。

そして、もう一つ印象的だったのが、原材料表記の細かさ
乳酸や酵母までしっかり記載されているのは珍しいですね。さらに、「添加物の使用はありません」という表記まで!

ちょっと穿った見方かもしれませんが、
「表記義務のない添加物を使っている日本酒もあるよ」というメッセージにも受け取れます。
酒造りの透明性を大切にしている姿勢が伝わってきますね。

気になる味わいは?

このワインのようなスタイルのお酒、やっぱりワイングラスで楽しんでみました。

グラスに注ぐと、日本酒の新酒と比べてほんのり黄金色がかっているのがわかります。

口に含むと、意外と酸味が強め
さらっとした軽やかなタイプではなく、しっかりとした存在感のある味わいです。

「ビンテージだから、アルコール感は少し落ち着いているかな?」と思ったのですが、意外にもアルコールの主張はしっかりしています。

精米歩合50%というと、フルーティーな吟醸香を想像するかもしれませんが、このお酒は香り控えめで、味わいに重心があるタイプ。これは、料理との相性がカギになりそう!

どんな料理と合わせる?

この日本酒、和食よりも洋食に合いそう

  • 生ハムやカマンベールチーズなど、塩気とコクのあるおつまみ
  • バターを使った料理(ムニエルやクリーム系のパスタ)

特に、塩気のあるチーズとは相性抜群な予感。
味のしっかりした料理と合わせることで、お酒の酸味やコクがより引き立ちそうです。

清水屋酒造のこれからにも期待!

今回は、群馬県産「舞風」を使ったKIYOMIZU 50を味わいましたが、同じ蔵の「五百万石」を使った日本酒も気になります。

まだ復活して間もない小さな酒蔵ですが、ボトルデザインも中身も、しっかりとした個性を持つお酒を生み出しているのが魅力的。今後どんな日本酒を造ってくれるのか、引き続き注目したいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました