いつも素敵な日本酒の品ぞろえの酒屋さんに今週の日本酒を買いに行った時のこと。
お店の奥にある冷蔵室で今回はどれにしようかなと日本酒をあれこれと選んでいました。
心に響く一本として、酒作りでもお世話になった鏡山 雄町にしようと手に取りました。
そして、お会計に店頭に向かうと、別の冷蔵庫にあるお酒が目にとまります!
まるで春の息吹を閉じ込めたような、華やかなラベルのこのお酒でした。
それが、田酒 純米吟醸 百四拾 華想い(青森県)でした!
春をイメージした八重桜を思わせる、少し濃いめの桜色を基調とした、日本の伝統柄と金色のアクセントが美しいラベル。X(旧Twitter)でも話題になっていたので、その美しさに一目惚れしてしまい、手に取らずにはいられませんでした。
「やっぱり、日本酒は見た目も大切!」
ラベルや佇まいって日本酒を買う時にすごく大事な要素だと思います。
「君と出会えたこと、それが僕の希望だ」と言っているような美しい佇まいに、心惹かれたのです。
早速「田酒 純米吟醸 百四拾 華想い」を飲んでみると!
家に帰り、さっそく「田酒 純米吟醸 百四拾 華想い」をいただきました。
グラスに注ぐと、限りなく透明に近い、透き通ったお酒が、まるで春の陽光を浴びた雫のように輝きます。
香りは、穏やかで、鮮烈な果実香というよりは、落ち着いてじっくりと楽しめる、奥ゆかしいもの。
口に含むと、見た目と同じように、雑味のないすっきりとした味わいが広がります。しかし、じっくりと味わうと、酸味やコクなど、複雑な味わいが顔を出し、まるで万華鏡を覗き込んだ時のように、様々な表情を見せてくれるのです。
このお酒の最大の特徴は、なんといっても、酒米「華想い」にあると思います。

酒米「華想い」とは?
「華想い」は、2002年に青森県で育成された酒造好適米です。「山田錦」と「華吹雪」を掛け合わせ、両者の良いところを受け継ぎつつ、青森の風土に合わせて改良されました。
名前には、四季折々の美しい青森のイメージと、酒蔵で大きな花を咲かせてほしいという願いが込められているそうです。
「華想い」の特長
- 華やかな香り: ふわりと広がるやわらかな香りと、すっきりとした上品な味わい。
- 上品な甘みと酸味: まろやかで奥深い味と香り、キレの良い喉越し。
- 多様な味わい: 上品で落ち着いた香り、淡麗でやや辛口のすっきりとした味わい。
- 高い精米適性: 大粒で、点状または線状の心白が多く、高精白が可能。タンパク質含有量も低く、大吟醸酒に最適。
- 山田錦に匹敵する酒造特性: 香味のバランスが良く、総合的に「山田錦」に匹敵する品質。
- 栽培の難しさ: 耐冷性や耐病性にデリケートなため、限られた地域での契約栽培。
春ごとに別れと出会いを繰り返す中でより美しく成長していく八重桜
「華想い」で醸された日本酒は、春ごとに別れと出会いを繰り返す中でより美しく成長していく八重桜のように、多様な表情を見せてくれるのです。
「田酒 純米吟醸 百四拾 華想い」は、まさにそんな「華想い」の魅力を最大限に引き出した、春にぴったりの日本酒でした。
このお酒と共に、素敵な春のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?




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